今週火曜日(3月12日)の夕方に、突然高熱を発して、ミーティングの後にベッドに倒れ込んだ。40℃近くあったと思う。夜中には身体が寒くて震えることを久しぶりに覚えた。
すわインフルかと、すわコロナかと(わたしはワクチン接種後にコロナに2回罹ったがいつも40℃の熱が出る)思ったが、翌日(3月13日)の検査では両方ともに陰性だった。頓服薬を飲んだら、明け方には一気に平熱に戻っていた。そのことでインフルではないなとは直感していたけど。
診断の結果は単なる風邪。にしても、風邪で40℃も熱が出るもんかなあ。
その後も頭痛と咳はしばらく続いて、ようやく今日(3月15日)なんとか治まりはじめている。
そんなわけで、今年(2024年)2月からこっち、例年に違わず良くない時間が流れている。
振り返れば、建国記念日の振替休日(2/12)に息子がインフルエンザB型に罹り、そのタイミングでわたしも風邪を引いた(またしても風邪だ)。
熱こそ出なかったものの、頭痛が酷く、咳もよく出た。当然というか咽頭も痛かった。息子の受診に付き添ったタイミングで念のため検査してもらおうかと思ったら、「(お父さんは)熱が出ていないので意味がない」と言われてしまい、風邪薬を処方してもらって終わった。
息子のインフルはイナなんとかという吸引薬で、翌日にはあっという間に熱は下がったものの、それから一週間ほどは彼は咳と下痢に悩まされた。
わたしはというと、相変わらずの症状が息子同様に一週間くらい続いて、さすがに頭痛と喉の痛みは退いたものの、咳は治まる気配はいまだにない。
2月というのは、わたしにとってそういう月だった。思えば一昨年は土地売買の契約に失敗して(半ば騙されて)200万ほど持って行かれたし、昨年も今年同様に長い間風邪に悩まされた(ついでに新居の引き渡しもあった)。
2月というのは、そういう月なのだ、わたしにとって。
そして3月という月もそうなのだろう。そもそもわたしは花粉症持ちで、なのに誕生月である。
そういった体調が良くない時には、いやじつは良い時でも、わたしはポワロのTVドラマを観る。
海外ドラマ「名探偵ポワロ」だ。
www.nhk.jp
普段なら(体調や気分の良い時なら)、例えばTVニュースやスポーツ番組を観ることは苦にもならないが、そうでない時には、それらであっても鬱陶しく感じられる。〈なぞり〉と呼ばれる日本語字幕がウザいし、過剰な演出や、反対に奇妙に抑制されたトーンも気になって仕方ない。観ていて嫌気が差してやがて疲れてしまう。
しかし、そんな時でも、ポワロのTVドラマをわたしは観ることができる。
いや、観ようとする。
わたしにそうさせようとするのが、この海外ドラマ「名探偵ポワロ」なのだ。
1990年より NHK 総合と BSで長い間(不定期に)放送されてきた。最後の作品である「カーテン ~ポワロ最後の事件~」が放映されたのは2014年10月である。その間放映されたのは70作品、ポワロが登場する小説のほぼすべてがこのドラマシリーズで映像化されているという。
「名探偵ポワロ」は昨年(2023年)にNHK BSで再放送していた。あの「名探偵シャーロック・ホームズ」の再放送と時期が重なっている(こちらも大方録画済だ。残念なことにこれまであったBSの2チャンネルが1チャンネルに統合された現在、番組枠数からいってもうこの2作品が同時に再放送されることはないだろう)。
わたしがせっせとHDDに録り溜めたポワロはこの日記がはじまる前から少しずつ消化していって、いま録画として残っているのはちょうど1990年内に放映されたタイトル「スタイルズ荘の怪事件(The Mysterious Affair at Styles)」から以降が歯抜けで残っている。
というのも、わたしは観終わったらHDDから消去してしまっているからだ。番組は別に順番に観ているわけでもない。タイトルをチラ見して、なんとなくその時時の雰囲気で番組を選んでいる。
「スタイルズ荘」が残っていたのは偶然だ。
原作を読んでから、番組を観てみよう。