業務上のことなのでほとんど中身は話せなくて申し訳ないが、職場で新人さんの出張話を聞く。
いやはや、世間様は〈まさか〉の連続・・・というか百鬼夜行の世界であることよ。
君子は危きに近寄らずがよろしい。
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岩波文庫の6冊目は、マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』を読みはじめる。こちらは丘沢静也訳の講談社学術文庫版にした。だって、岩波文庫版は1954年の刊行だよ。研究者でもないし、それに付き合う義理はない。
ルイ・ボナパルト(1808-73年)はご存じのようにナポレオン1世の甥である。
1836年に武装蜂起を起こしたものの失敗して国外追放処分を受けたルイは、4年後にもクーデタを試みて失敗、終身禁固の刑を宣告される。しかし6年後の1846年に何とか脱獄してイギリスに亡命。折しもヨーロッパ全土では1848年の革命が吹き荒れていた。
急遽フランスに帰国したルイは、同年9月には憲法制定議会の議員に選出されるや、貧困層のあいだに根強く残る〈ナポレオン崇拝〉を巧みに利用すると、同年12月には大統領選挙で勝利する。
3年後の1851年12月2日にはクーデタを起こし、反対派の議員を逮捕して議会を解散、国民投票で圧倒的な支持を得て、翌1852年12月には皇帝に即位するのである。
ナポレオン3世(在位1852-70年)の誕生である。そこから、フランスの第二帝政がはじまる。
この本は、マルクスがジャーナリストとしてその一部始終を見た記録である。敗残の貴公子は如何にして大統領になりしか。
第Ⅱ期トランプ大統領時代の真っ只中にいるわれわれには、面白い一冊になりそうだ。
というような優等生的なコメントでいったん締めさせてもらう。

